その348 #35 【プロセスチーズの製法】
みなさんこんにちは😺
今日もチーズのお話🧀✨
プロセスチーズなんですが、そうは言っても何のことかわからない人もいるかも知れませんね。いわゆる、加工されて食べやすくいろんな形になったチーズの事です。
日本で代表的なものとしては、スライスチーズやキャンディの形をしたチーズなどです👍
子供の頃によく食べたチーズと言えばイメージしやすいですよね。
そんなプロセスチーズの製法とはどんなものなのでしょうか❓
プロセスチーズの製法
もとの歴史は1911年、スイス人の2人がプロセスチーズの製造に成功しました。
それを1916年、アメリカのクラフト社がプロセスチーズに関する特許を取得。
翌年にチェダーチーズを原料に軍用として製造しています。
その後、1929年にプロセスチーズの新たな特許を取得。その特許により、諸外国で品質のよいプロセスチーズが製造されるようになりました。
日本では1934年に北海道の酪農組合がプロセスチーズの販売を開始しました。
製造方法ですが、、、、、
原料としてセミハードやハード系のナチュラルチーズを用い、そのチーズを粉砕し乳化釜に投入して乳化剤を加えて、加熱、溶解、乳化という一連の工程によりトロトロに融かし、容器に充填、冷却して製造されます。
日本の食品添加物の分類では製造に使う、クエン酸やリン酸塩は乳化剤に分類され、一括名での表示が認められています。
しかし、海外では乳化剤ではなく溶融塩と呼ばれています。先ほどのリン酸塩やクエン酸は脂肪とも水ともなじむ性質があるため、こう呼ばれているそうです。
めちゃ簡単に言うと↓
【出来上がったナチュラルチーズをトロトロに溶かして違う形にする。その為に溶かしちゃったから綺麗に固めるのに乳化剤をいれる。】
と言うことになります👍
一度、出来たチーズを溶かして別の用途に使えるように変えるなんて、手間のように見えて無駄なく使い切るという現れなんでしょうか😆
なんとなく再利用のような雰囲気もあるプロセスチーズはこうして私たちの身近なものになっていきました。
今日はこれでおしまい😺
また明日です😁