その312 #6 【チーズのお話し】
みなさんこんにちは😺
前回までで搾乳された乳を固めるやり方をご説明しました👍
かなりザックリとした解説です。
また機会を改めてひとつひとつ詳しく説明する時が来ると思いますのでまたその時、宜しくお願いします☺️
まずは3種類の凝固の仕方がある、ということだけご理解頂けたらと思います👍
さて今日は、チーズという言葉の語源についてお話ししたいと思います。
普通は考えたこともないと思いますのでいい機会だと思って読んで頂けた嬉しいです✨
・チーズの語源
前回まででチーズを固める方法として3種類ありました。
その中の『酸性化凝固』というものがあす。
それは主にアジア圏で行われていた凝固の仕方なんです。
チーズの誕生は西アジアのメソポタミア文明によって誕生したと言われています(そんな文明ありましたよね笑。わたしもそのくらいのレベルです😂)
チーズ文化の始まりとして、酸性化させた凝乳を携帯して持ち運べるようにしたのを、
クルット(KURUT)
と呼んでいました。
なんか可愛い名前ですね😍
くるっと小さく携帯したのかな………。
……。なんてね笑。
そのクルットが何回かこれまでも出てきている、カードの語源になったと言われています👍カードはチーズになる前の乳が始めに固まった状態のものをいいます。
そしてチーズという言葉ですが、ラテン語系とゲルマン語系の二つに分かれます。
・ラテン語系→フランス、イタリア、スペイン
・ゲルマン語系→イングランド、ドイツ、オランダ
こういう系統になっています。
ラテン語系ですが、ラテン語の『型枠』を表す
フォルマ(Forma)を語源としてフランスでは
フロマージュと呼びます。
なんとなく知ってる方も多い呼び名ではないですか❓フランス料理屋さんに行くと必ずメニューに書いている表記の仕方ですので、目に入ってる人も多いはずです👍
イタリア語では、
フォルマッジョ(Formaggio)となります。
これもよく聞く名前ですよね。
有名なところでピザのクアトロフォルマッジ。
これは完全にわかる方も多いはず。
そして、もう一つのゲルマン語系ですが、
ラテン語のチーズを表すカセウス(Caseus)
を語源として英語では、チーズ(Cheese)、
ドイツ語ではケーゼ、オランダ語では、
カース(Kaas)と表現します。
ちなみにスペイン語ではケソ(Queso)といいますので語源から同型と言われています。
イタリア語ではフォルマッジョともうひとつ、
カチョ(Cacio)という言葉が継承されていて
馬の背に乗せるカチョカバッロというチーズもあります🧀
アジアでは中国、日本の本草書にチーズを、
「乾酪」という表現で紹介しています。
『酪』は酸性化凝乳なので乾燥固形化したという意味でイメージした表現だったのかも知れませんね😆
チーズの語源はもとは西アジアから伝わっていったのでこのように呼び名がその国で変わっていったという変遷が面白いですね🎵
今日はこれで終わります🤗
ではでは😺