ちきブロ 〜イタリア雑記とたまにつぶやきブログ〜

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その188 【世界三大ブルーチーズ】スティルトン編

みなさんこんにちは😺

 

前回はロックフォールについてお話ししました👍

わたしはもともと青カビチーズにかなりの苦手意識がありました。

誰かが食べようものならそんな臭いのなんで食べるんだろうと思っていたくらいです。

しかしロックフォールに出会ってからその偏見は一切なくなりました。はじめは恐る恐る食べたんですがその独特な美味しさに一気にブルーチーズが好きになりました。

それほど思い入れのあるチーズです🧀✨

ブルーチーズが苦手な人にも食べてみてほしいチーズです🤗

 

さて、今回は世界三大ブルーチーズの最後、イギリスのスティルトンです🇬🇧

ゴルゴンゾーラ、ロックフォールに比べて少し知名度では劣るような印象があります。

でも大変美味しいチーズですよ‼️

 

イギリスのPDO

イギリス政府のPDOという法律によって厳格に決められたチーズです。

有名どころのチーズは殆どがこのように法律で国が守っています。じゃないとまがい物などがすぐにでてきてしまい世間に間違った知識が植え付けられてしまいますからね💦

 

このスティルトンはどのような内容の法律なのでしょう❓

順に見ていくとしましょう👍

スティルトンを名乗ることができるのは、

ダービーシャー・レスターシャー・ノッティンガムシャー』の3州において、厳格な規定に従って生産されたものだけが名乗れます。

この指定された3州においてつくられないといけません。その辺はロックフォールもゴルゴンゾーラも同じですね。

特に搾乳された乳の特徴が他の地域ではダメなんでしょうね。ですので原料の牛乳は地元で搾乳されたものに限られ、使用前に低温殺菌されたものであること。

この低温殺菌も美味しいチーズを作る上ではとても重要です。日本では高温殺菌をかなりの短時間で牛乳などは殺菌していますが、乳というのは熱を加えていけばいくほど風味は飛んでいきます。本来の乳の風味は低温殺菌しないと無くなってしまうことが多いです。


あと、形は伝統的な円筒形であることとしています。他のチーズも丸い形が多いのでこれはそれほど問題なしですね。
見た目の外側がそれ自身の外殼あるいは皮を形成すること。

これについてはチーズを守るためですね👍
さらに圧縮していないこと。

チーズが少しだけホロホロしている印象です。
それから、中心から放射状に出る繊細な青い縞模様を持っていること。これは青カビチーズなら当たり前かな。
最後が、スティルトンに特有な味の特性を持っていること。これも問題なしでしょ🎵

 

チーズの名前にもなっているスティルトン村というのは存在します。しかし今この地域ははじめに書いた3州に属していないためスティルトン村ではスティルトンは作れないことになってます。

そしてスティルトンを作れる3州で、作ることが認められている酪農会社はたったの6社しかありません。世界のスティルトンはこの6社によって作られていることになります。

なかなか厳しい法律ですよね。

でもそこまでしないと守られていかないのでしょうね。

 

このチーズ、なんとあのエリザベス女王も大変お好きなんだとか。イギリスの女王お墨付きだなんて信用されてるチーズなんですね。

 

食べると変な夢を見る

と言われています🤣

単なる迷信などではなく実際に実験までして実証されているそうです。

寝る前30分前にこのチーズを20g食べるだけです。たったそれだけで普段見ないような不思議な夢を見ると言われています。

尚、その原因は未だ解明されてないそうです。

食べなければいいだけの話なので、もし気になる方はやってみてはいかがでしょうか❓

実験して変な夢を見た、とかいつもと変わらなかったとか様々な意見がネット上にはありましたよ😆

 

まとめ

イギリスのPDOという法律で厳格に守られているスティルトン🧀

世界三大ブルーチーズの一角をなしているのは食べればわかるかもしれませんよ👍

 

今日はこれで終わります🤗

 

ではでは😺

 

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