ちきブロ 〜イタリア雑記とたまにつぶやきブログ〜

現役ピザ職人ブログです! ピザ好き・イタリア好き・日本も好き  マル秘レシピも公開しています(^^♪

その132 グラナパダーノ 【前編】

みなさんこんにちは😺

 

前回はバチ・ディ・ダーマの作り方をお送りしました👍

 

可愛らしい見た目がみなさん気に入ってくれたみたいでいつもより反響が多かったです🤗

ヘーゼルナッツプードルを手に入れるのが少し難しいですかね。

値段も結構しますし余ったら、次何に使うの❓となってしまいがちですもんね🥺

タルト型を作るのにアーモンドプードルの代わりにしたりしたら美味しいです🎵

 

 

さて、今回はイタリアの料理学校の課外授業でグラナパダーノの生産工場に行ったことがありました。その時の模様とグラナパダーノの説明も出来たらと思います✨

2回に分けてお送りしたいと思います。

 

 

グラナパダーノとは

まずこのチーズなんですがどれくらいの知名度がありますか❓

前にパルミジャーノレッジャーノについてお話しした事があったと思うのですがそのパルミジャーノチーズ(わかりやすくこう呼びます)の弟分的な見方をよくされるチーズです。

 

もともとはパルミジャーノチーズもグラナパダーノだったらしいです。(要するに同じもの)

より熟成期間だとか原料になる牛の飼料の厳格化によってそのグラナパダーノからパルミジャーノレッジャーノが生まれたんです。

 

めちゃ簡単に言うとパルミジャーノレッジャーノを簡単に作ったものです。

あっ、実際は様々な作り方が法律で決められているので2つは似ているようで違うものです。

 

あとよく、グラナパダーノはパルミジャーノチーズの劣化版みたいなことが言われることがありますが全然そんな事はありません。

どちらもイタリアのDOPという正式な法律で守られているチーズです。

あえていうならグラナパダーノは家庭で気軽に使われるチーズというところが親しみに繋がっているんだと思います🤗

 

なぜイタリア家庭で使われることが多いかというとまずは価格です。

熟成期間が短く1日に2回作れるので生産が多いんです。でも作る工程だったり出来上がった美味しさは全く違うというほどではありません。

 

もともと同じチーズでしたのでそこまで大きく変わらないのは当たり前ですよね。

価格がお手頃なだけに家庭で食べるのにはちょうどいいんですよね。

そのまま食べてもいいしあとはやっぱり粉末になったものを料理に入れたりかけたりするのがいいですよね🎵

 

ではここで簡単にグラナパダーノの説明をしておきます。

 

生産地域が北イタリアのポー川周辺一帯でパルミジャーノチーズよりもかなり広範囲で作っています。熟成期間は最低でも9ヶ月と決められており市場に出回っているものは9ヶ月から12ヶ月のものが多い。1日に2回の牛の搾乳から作ってもよくパルミジャーノは1回しか作れないのに対して生産量が勝るのもこのためである。味わいは優しい塩分と香りのため、料理の味の邪魔をしないので料理に入れやすい。もちろん熟成が進んでくるとそのまま食べても美味しい。

グラナ➡️粒状の

パダーノ➡️パダーノ平原

意味としてはパダーノ平原で作る粒状のチーズという意味になる。もちろん牛の乳から作るので牛を育てられる環境の平原で発達したのは言うまでもありません。

価格はパルミジャーノチーズの半分から3分の2くらいなので日本でも買いやすいチーズだと言えます。

 

とまぁ、説明はこんな感じです🤗✨

 

明日はチーズ工場内の画像を交えてお話ししていきます👍

 

今日はこれで終わります😁

 

ではでは😺

 

 

▼圧巻の数でしょ、見た時ビビりました💦

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