その163 ランブルスコって?
みなさんこんにちは😺
前回はパルマの町紹介からパルマ産生ハムのお話しでしたね👍
生ハムでもう一つ有名な産地でいえばやはりサンダニエーレ🤗
サンダニエーレは、スロヴェニアとの国境沿いにあるイタリアの北東の州、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の中ほどにあります。特産物である生ハムで世界的に知られていますが、町自体は人口8000人ほどの小さな町。
こちらはパルマ産より少しだけお高めでわたしの主観ですが肉肉しい生ハムのイメージがありますね🎈
また、機会ありましたらサンダニエーレについても書きたいと思います。
で、今回ですが前回パルマ産生ハムを書いたときに少し触れた『ランブルスコ』について書きたいと思います。
ワインについては追い追いかなり詳しく書こうとしています。
一応、わたしはソムリエの資格も持っていますのでせっかくだからわかりやすく楽しくみなさんにワインについてお話ししたいと考えています。
その中でランブルスコというものについては馴染みがない人も多いワインだと思いますので少しだけ解説しておきます。
ランブルスコはぶどうです。
前回も書きましたがランブルスコというワインはまずは『ランブルスコというぶどうの名前』だという所をまずは押さえて頂きます。
ですのでランブルスコ種で作られた赤いスパークリングワインがランブルスコという名前で売られています。
ここで間違いやすいのが赤いスパークリングワインは全てランブルスコではないという事です。先ほども言いましたがランブルスコ種のぶどうで作らないとランブルスコとは言えないのでそこは間違わないでくださいね😅
ただ赤いスパークリングワインというもの自体が珍しい部類になるのでほぼランブルスコと考えてもらっても大丈夫な事が多いのですがここは念のため繰り返しお伝えしておきます👍✨
このワインが生まれたエミリアロマーニャ州はほんとに特産物が多いです。
🟢パルミジャーノチーズ、パルマ産生ハム、モデナのバルサミコ酢、ボロネーゼのパスタ
これだけのものが名産であるエミリアロマーニャ州はさすが『美食の街』と言われるのも納得しますよね。
大量生産ができるワインであるんです
ランブルスコの特徴なんですが、
🔷とてもたくさん実がなるぶどうなんです🍇
それはそういうぶどうとしか言えませんが生物学的にとても繁殖しやすく強いぶどうなのです。ですので必然的にワインもたくさん生産できます。すると安く提供できるのでこのランブルスコは結構リーズナブルに買えます。
一本だいたい1000円前後で買えますよ👍
スパークリングワインは高いイメージでしょ❓
①そして渋みが少なくて飲みやすい‼️
赤ワインなので渋みを気にされる方も多いかもしれませんがランブルスコに限ってはその心配はほぼいりません。
ステンレスタンクで熟成、醸造されるのでそれも要因だと思います。
樽の匂いが苦手な人にもいいですね‼️
スッキリしてて変な癖は全くありません。
②低アルコールである
アルコール発酵をあまりさせないのでお酒があまり強くない人でも飲みやすいです。
③しかも微発泡
あまりに炭酸が強いと敬遠する人もいるかと思いますがランブルスコは微発泡なので大丈夫です。これもアルコール発酵の部分と重なるのですが、あまり発酵させないようにすると二酸化炭素の量も少なくなるんです。すると炭酸の量も減ります。だから微炭酸です。簡単に言うとこんな感じです。ですのでこの炭酸は天然由来のものなので安心して飲めます。
④炭酸がなくなっても実は美味しい
自然でない、あとから炭酸を入れるような飲み物は炭酸がなくなると美味しくなくなるものが多いと思いますがランブルスコは炭酸がなくなっても美味しい赤ワインとして飲めちゃいます‼️(例えばコーラとかは炭酸なくなると厳しいですよね❓)
あの炭酸は自然に出来たものなので、言ってしまえばたまたま炭酸が入ったようなものなんです。これはシャンパーニュと同じ原理です。
炭酸を作ろうとして入ったものではないんです。ですので無くても美味しいわけです。
⑤料理に合わせやすい
どんな料理にも合いやすいです。
一番はやはり生ハムがおススメ‼️
次はパルミジャーノチーズ🧀
最後にボロネーゼパスタ🍝
そうです。やはり名産品が生まれた理由から考えるとわかりやすいですがそれぞれの引き立て役として発達し生まれたんですね🤗✨
以上ランブルスコの紹介でした‼️
今日はこれで終わります🇮🇹
ではでは😺
▼この暑い時期にぴったりです🎵