ちきブロ 〜イタリア雑記とたまにつぶやきブログ〜

現役ピザ職人ブログです! ピザ好き・イタリア好き・日本も好き  マル秘レシピも公開しています(^^♪

その263 海塩と岩塩 (続き)

みなさんこんにちは😺

 

前回は海塩のお話でしたね👍

私たちが普段使っている塩。当たり前ですが全て元は海からの恵みです✨

でも意識していないとそういう事って忘れがちになりますよね。事の本質というのはとても大事だと思っています。料理でいうと基本の部分ですね。

たまごを入れるとなぜプリンは固まるのか?

肉に塩を振るとなぜ水分が出るのか?

どうして昔の人は、さ・し・す・せ・そ、と言ったのか?

ゼラチンはなぜ固まるのか?

 

などなど、あげればキリがありませんがそのままの手順を覚えればその料理は作れますが、本質を理解していないと変わった時に対処出来ずに失敗してしまう可能性がありますよね。

 

何事も基本、本質を理解するというのは大事だなぁと、思っています。(まじめか笑)

 

さて、今回は前回の続きで岩塩についてのお話です。岩の塩???

はじめはわたし、どこからか塩の風でも吹いてそれが自然と塩になるとか勝手に思ってました。(お恥ずかしい)

 

ご説明します👍✨

岩塩とは?

これも、もとは海水なんです。

簡単に言うと、海水が化石化したものです。

 

太古の昔、海であった場所が地殻変動などを繰り返し隆起して海水が地上に取り残されて化石化したのが岩塩です。

なんとなく、ゴツゴツした岩やなんかが塩の風に当たって表面が塩辛くなったものなのかなぁとも思ってた自分が恥ずかしい💦

 

そりゃそうですよね。もとは海でもないところに塩の風ってなんやねん😅

想像とは怖いものです。。。。笑

 

湖の場合もあるようです。

砂漠地帯にある塩の成分を含んだ湖が干上がって取り残されて塩の成分が結晶化する。

そんなこともあるんですね。

なんだかとても美味しそうな雰囲気ありますよね。まろやかでミネラル豊富そう☺️

 

だから海塩や岩塩のミネラルは作り出されるんです。長い年月をかけて自然が作り出した恩恵を受けているのが岩塩ということになります。

 

海塩は今ある、海水を人間が技術によって加工してるものです。

 

この二つの違いはかなり大きいような気がします。文明の力と歴史のちから。

なんとなくですが、岩塩を使いたいかな。

 

あと、、、

岩塩といえば色がついてるものが多いです。

有名なところでいえば、

ヒマラヤ岩塩

これよく見ますよね。

 

ピンク色をした岩塩です。これなんでピンクなのかなぁと思って調べてみると塩の結晶中に含まれる鉄や銅によって作られた色みたいです。

 

間違ってるかもしれませんが、鉄って真っ黒ではないですよね。あと少し錆びるとあかくなるし。そういうところからの色のようです。

 

岩塩の味のまろやかさは料理によっては使い方が難しいことがあるように思います。

例えばスープ料理の味付けに岩塩だとまろやかな部分が出てしまって塩味が付きにくいので向いてないです。あと、溶けづらいです。

 

ステーキなどの肉料理にはバッチリですよね。

見た目もいいし、まろやかな塩味が肉の味をより一層引き立ててくれます。

 

トマトにかけるのが1番想像しやすいかも。

いわゆる精製塩と岩塩、どちらをかけた方が美味しそうに感じますか❓

なんとなく岩塩のほうがトマトの味を引き立ててくれそうな気がしますよね。

 

というわけで、海塩と岩塩。

なんとなくおわかり頂けましたか❓

わたしはかなり理解できました‼️

 

明日は塩を引き立てた料理についてもう少し詳しくお話ししたいと思います。

 

今日はこれで終わります🤗

ではでは😺

 

 

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