ちきブロ 〜イタリア雑記とたまにつぶやきブログ〜

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その249 イタリア産トマト缶はどう選ぶ❓(中編)

みなさんこんにちは😺

 

前回からイタリア産トマト缶についてお話ししています👍

まず誤解されやすい部分の、ホールトマト缶とカットトマト缶のトマトの種類が違う、という部分はご理解いただけたと思います🍅✨

 

中には同じトマトで作ってることもあるにはありますが、国産トマト缶に多いです。

イタリア産でトマト缶のトマトが同じ品種と言うことはかなり少ないと思われますよ🎵

 

特徴がそれぞれ違うので使う用途によって使い分けるというのがいいかと思います。

 

特にカットトマト缶は物によってはかなりの差があります。

やけに水っぽいものや、酸味が強すぎるもの。タネが多く入ってるものや少ないもの。甘みが強く、とても使い勝手の良いもの、など。メーカーによってほんとに様々なのでご自身の好みのものを見つけておくと、いいかもしれませんね☺️

さて、今回もトマト缶のお話の続きです🍅✨

 

どんな特徴があるの?

わたしは、それぞれに使い分けをしています。

ホールトマトを使う場合が多いんですが、カットもたまに使います。

わたしなりの使い分けの仕方をここでは紹介します🤗

 

【ホールトマトの場合】

基本、煮込むことで旨味が出るのがホールトマト缶の特徴です。

そのまま使うことはまずありません。 

ここでは1番万能なレストランでよく使うトマトソースについてご説明します。(1番ベーシックでどんな料理にも応用出来ます)

 

やり方としては、缶を開けてボールなどに移してヘタを取ります。ここはかなり硬い部分ですので煮込んでも残ってしまうことが多いのと、旨味の邪魔になりますから。

あとは稀に傷んだものが入ってることもあるのでそれも取り除きます。

タネなんですが(最近、タネのことばっかり言ってる気がする笑)取り除かなくていいと、わたしは思っています。

タネにもトマトの美味しい成分が入ってますし、特に酸味があります。例えていうなら、生のトマトスライスを食べるときにタネを取るのかどうか?を考えていただけたらいいかと😆

 

そして軽くボールの中で手で潰します。そんなに頑張って全部をきれいに潰す必要はありません。煮込んでいくことで自然に潰れて行きますから。

そこまでできたら、深めの鍋にオリーブオイルとにんにくの半割を少し潰したもの、唐辛子をひとかけ入れて、少し香りを出してから先ほどのトマト缶を全て入れます。

そのときに意外と重要なのが、缶に少し残ってるトマトを水を入れてきれいに取って水ごと鍋に入れてしまいます。その時の水の量は缶の4分の1ほど入れます。

多いと思うかもしれませんが、これをすることによって煮詰まり過ぎを防ぐのと、濃度を決めやすいんです。そして粗塩(精製塩は塩気が強すぎる)を分量の1%入れます。

煮込む目安は表面にオリーブオイルの油が浮いてきたら!です。時間の目安を言ってもいいんですが、様々なトマト缶があるだけに一概にはいいにくいので、目安としてはそう表現しました。念のため参考までにいうと30分以上と言っておきましょう😊

 

そうです、結構煮込みます。ですので水が必要なんです。(底が焦げやすいです)

そうして、冷やして一日寝かして完成です。

寝かすことによって味にまとまりが出ます。

これがあればソースにも出来るし、もちろんパスタソースでもオッケーだし、煮込み料理としても使えますよ👍✨

 

冷蔵庫にタッパーなどで保存しておけば1週間は持ちます。冷凍もできなくはないですがあまりしない方がいいですね。

水っぽさが加わってしまいますので旨味が弱くなりがちです。

 

ぜひ作ってみてくださいね🎵

 

明日はカットトマトの利用方法についてお話しします👍

ではでは😺

また明日です🙇‍♂️

 

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