ちきブロ 〜イタリア雑記とたまにつぶやきブログ〜

現役ピザ職人ブログです! ピザ好き・イタリア好き・日本も好き  マル秘レシピも公開しています(^^♪

その342 #31 【青カビタイプの製法】

みなさんこんにちは😺

 

今日は青カビチーズの製法についてお話ししたいと思います👍

 

みなさんはお好きですか❓❓❓

わたしは昔はとっーーーーーーーても嫌いでした😂😂😂

だって匂いが強すぎません❓

食べ物についてる匂いとしてはハイレベルな分類に入ると思います。

納豆もそうなんですが、わたしは匂いの強い食べ物が今でもかなり苦手なんです😭

 

ですので当然、青カビチーズは食べずとも嫌いとわかるレベルでしたのでずっとわたしの視界から遠ざけていました。笑

 

しかし、イタリアンを作る時に結構使うことが多いんですよね。ブルーチーズのリゾットだとか、ペンネを使ったパスタのソースに入れたりとか、肉に乗せて焼いたりとか。。。。。

そして徐々にわたしは青カビチーズと共に生きることを選択せざるを得なくなっていったのです。お店で味見しますしね☺️

そうしていくうちにだんだんと気にならなくなっていきました(この時はまだ気になるけど、しょうがないというレベルでしたが…。)

 

そしてある時に先輩に勧められて初めて青カビチーズをそのまま食べたことがあるんです。

ワインのペアリングも同時にして。

その時に衝撃が走りました…

 

おいしい。。。🤭

食わず嫌いというわけではなかったんですが、一緒に飲む、飲み物も大事だったんです。

どうしても匂いの強いものを食べる時に合わない飲み物を口にするとか、相性が特に良くないとか、そういう食べ方をしてる人が多いと思います。食べ物と飲み物は相性がとても大事だということがこの時、実感しました。(今となっては当たり前ですけどね。笑)

 

その時、食べたチーズはロックフォールです。

ですので、今でも大好きな青カビチーズとなりました。他の青カビチーズもいいけど、やはりわたしの中ではロックフォールが頭一つ出てる気がしてます👍

 

というわけで、前置きが長くなりましたが青カビチーズの製法です。

 

・青カビチーズの製法

ここでは、せっかくなのでロックフォールの作り方を例に挙げて紹介します。

 

 

【ロックフォールの作り方】

羊乳に青カビの胞子の粉末を加えてから30℃に温めて、乳酸発酵を促す。

          ↓

レンネット添加後、約2時間でやや硬めに凝固する。

          ↓

カードをナイフで1.5㎝にカットする。

          ↓

堆積し癒着したカードをよく揉みほぐしながら型詰めする。

          ↓

形に移し替えながら反転を繰り返し形を作る。

          ↓

チーズの塩分が4.5%前後になるまで表面に毎日少しずつ塩をすりこむ。

          ↓

多数の金串を縦に突き刺し空気孔をあけ、洞窟で熟成する。

          ↓

青カビが程よく繁殖したら金属箔で包み、熟成を続ける。

 

熟成は【ロックフォール・シュル・スールゾン村】の洞窟の中で行われます。

この洞窟はコンバルー山の一角が水の浸食により崩れ落ち、堆積した部分の中にできたものです。一年を通じて、熟成に向いた環境が整っています。

 

少し好き嫌いが激しい青カビチーズですが、慣れると病みつきになりますので(わたしのように笑)ぜひお試しください☺️

 

 

今日はこれでおしまい😺 

また明日😁

 

 

f:id:tichisan:20200525150121j:image