ちきブロ 〜イタリア雑記とたまにつぶやきブログ〜

現役ピザ職人ブログです! ピザ好き・イタリア好き・日本も好き  マル秘レシピも公開しています(^^♪

その318 #11 【青カビチーズの誕生】

みなさんこんにちは😺

 

カマンベールチーズはクセも少なく食べやすいチーズですよね🧀

古くからのチーズでカビ系のチーズはなんとなくクセが強いイメージがありますが、カマンベールはわたしも大好きなチーズのひとつです👍

 

でもいつできたのかがわからないってミステリアスです😳✨

伝説はあるけどはっきりとしたものがないらしいんですよね😆

ますますチーズの魅力に取り憑かれそうですね🧀

 

 

さてさて、今日は青カビ系チーズのお話し。

 

これ、苦手な人多いですよね‼️

そういうわたしもとっても苦手な食べ物のひとつでした😂

でもいつからか、逆にすごい好きになりました。ワインとの相性もいいし、無性に食べたくなる時があるんですよね。

ああいう、クセの塊り?のような食べ物って中毒性ありません❓

一歩間違えば『臭い』食べ物でも正しい製法で作られているものは、逆に価値を感じます。

 

その臭さが癖になるくらいに!笑

 

では早速始めます。

 

 

・青カビチーズ

歴史的に古くから存在していたという記録はあります。

しかし、これも他のチーズと同様に発祥については明確ではありません。

 

一説にはイタリアのゴルゴンゾーラが先に産まれたとか、フランスのロックフォールについてはシャルルマーニュがフランス遠征の際に味わって献納するように指示した、という記述があるようです。

 

これが歴史的に最古の記録だという説があります。ただ青カビを人為的にチーズの内部に生育させるという着想や技術は、無酸素状態では発育しないという、カビの生物学的な特性に反する工夫です。

 

原料乳に青カビ菌胞子の粉末を直接添加し、凝乳のカッティング後、カードが互いに密着せず隙間が出来る様にカード粒に膜を作り、ふんわりと集積。加塩は表面への乾塩法で、その後チーズ内部に酸素を供給するために1.5ミリの串を数十か所に刺す、という工夫です。

 

このような独創的な製法を早くから確立していたことが、その後の排他的な産地標示の権利の主張に結び付いたと考えられます。

 

 

青カビ系チーズの特徴である、青カビ菌はチーズに串を刺して行われています。

青カビのチーズを買って断面を横から見てみるととても良くわかりますよ🤗

 

上から刺して青カビが入ってきたんだな、とわかるくらいしっかりと上から下に刺されています。このチーズの作り方は前にも解説しましたが、偶然から生まれたものです。

 

のちにそれを商業的に、やり方を改良して今の形になっています。偶然とはいえ、カビを食べるなんて発想、よく思いついたものですね。

 

始めて作った人は見た瞬間失敗にしかみえなかったとおもうんですが、勇気をもって食べたんでしょう😅

 

その時の衝撃をぜひ生で見てみたかったものです。きっと大騒ぎになってた、と思いますよ👍

 

 

明日はシェーブルタイプのチーズのお話をします😆

 

今日はこれでおしまい‼️

また明日です😘

 

 

 

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