その317 #10 【ソフトタイプチーズの誕生】
みなさんこんにちは😺
大型のハード系チーズはイタリア料理を語る上でかなり重要な気がします。
イタリア料理を作る時に、家庭であろうと、もちろんリストランテでも使う場面が多いからです。
チーズの扱い方をマスターすれば、イタリア料理の幅が広がるのは間違い無いと思います。
ただ上にかけるだけではなく、チーズを包んだり、出汁に使ったり、焼いて香ばしさを出したり。
日本ではよくパスタ料理にチーズを入れます。
上にかけることもしますが、中に入れて乳化を促すことをよくします。
イタリアでわたしがパスタを習った時はあまりこのやり方はしませんでした。このやり方をするのはリゾットを作る時でしたね👍
出汁で米に火を入れるのにずっと水分を入れ続けていくので、最後にモッタリとしたリゾットに仕上げるために結構な量の粉チーズを入れました。
わたしの中では1番パスタに使うものだと思ってたので、とても勉強になりました。
今では日本でイタリア産のチーズを買うことは容易いですね☺️
家庭で作る時でもぜひ粉チーズはとても便利な調味料にもなるのでお試しくださいね🎵(チーズは調味料にもなります!)
さて今回はソフトタイプチーズの誕生のお話です✨✨
・実はよくわかっていない
発祥も謎。いつからあるのか、誰が作ったのか?実はよくわかってない部分が多いんです。
まず、ソフトタイプチーズを大きく分けると2つになります。
【白カビタイプ】と【ウォッシュタイプ】。
この2つです。
まずは、白カビタイプから👍
・白カビチーズ
いつから出来たのか不明なんです。
西暦700年頃にブリ系のチーズを食べたという書物が残っていて、それ以前の情報がありません💦
そしてみなさんが白カビタイプのチーズで真っ先に思いつくのがカマンベールですよね🎵
これについては、18世紀末にマリー・アレルという人が創案したという伝説があります。
白カビタイプのチーズは凝乳をルーシュで型枠に入れて自然にホエイを排出させます。
ですのでチーズの元になるカードに水分が残りやすく多いため、成型後に食塩を直接振りかけ、チーズ表面の食塩濃度を高く保つようにします。こうすると、カビ類は食塩耐性があって雑菌より先に表面に繁殖を始めるので、結果的にチーズの熟成期間中に雑菌類による表面汚染を防ぐことが出来ます。
ここでもやはり塩の重要性が出てきます。
水分が多いチーズの元を腐らせないために表面に食塩水を振って白カビを発生させる、なんてよく出来た理屈ですよね😆
作って考えた人は、カビが人体に影響しないのか心配にはなったでしょうね☺️
カビを食べるなんて、ほんとよく考えついたなぁ、と感心します‼️
明日は青カビチーズのお話しです👍
今日はこれでおしまい😺
また明日です🥺