その123 【レシピ公開シリーズ】アニョロッティ デル プリン (前編)
みなさんこんにちは😺
前回はアレッツォの町紹介でした🤗
映画の町であり、裕福で品のある町でもあるアレッツォ✨
食べるものもトスカーナらしくシンプルでストレートな味わいのものが多くとても食べ歩きでも楽しめる所です👍
ぜひイタリアに行く方で映画好きな方は1度は訪れたい場所だと思いますよ😁
よかったら旅のスケジュールに組み込んでくださいね❣️
さて今回ですが【レシピ公開シリーズ】です‼️
ここまでで前菜やパスタやパンなどをご紹介してきました。
作りたくなるものやはじめて知った料理などもあったのではないでしょうか❓
今回の料理は料理学校のあったピエモンテ州でとても有名なパスタ料理なんです🍝
それでいてわたしの大好きな料理ですのでいつもより少しばかり丁寧な解説にしたいと思い、
前編と後編の2回に分けてご紹介したいと思います。
日本でこのパスタが食べれたらその提供しているレストランはかなりのイタリア好きだと断言出来る料理です。
それほどピエモンテ州で料理人たちがみんな作りリスペクトしているパスタ料理になります。
前編ではいつもはそこまではしないんですが、この料理の歴史と簡単な説明からしたいと思います。
アニョロッティ・デル・プリン
なんだか可愛い名前だと思いませんか❓
プリンて付くからなんとなく甘いイメージがしそうだしアニョロッティて女性的な雰囲気がしませんか❓
このパスタはピエモンテの料理人は必ずこだわりを持ってそしてリスペクトして作ります。
伝統料理は数々ありますがこのパスタだけはもう少し特別なものとして捉えている人もおおいです。若い女性には、アニョロッティ・デル・プリンを早く覚えなさいと言われます。この料理から料理の大事な要素を学びなさいと。
日本でいう肉じゃがとか味噌汁みたいなものでしょうか❓そこから料理の楽しさや難しさを知り成長していくのだと、そこまで言っています。
ピエモンテ州は公式にこのパスタについて発表しています。ひとつの料理について州政府がわざわざ発表するなんてほんとどこまで料理について真剣なんでしょうね😅
頭が下がります。。。
1番の特徴としてこのパスタは中に詰め物をするのですがその詰め物に肉3種類を使うこと。そしてその肉は詰める時には火が入っていること、を公式見解として政府が発表しています。
【名前の簡単な説明をここでしときます】
アニョロッティ→ラビオリのこと
プリン→イタリア語でつまむこと
ラビオリはみなさん知っているかと思います。
ラザニアではないですよwwww
ピエモンテ方言でラビオリのことをアニョロッティと呼ぶと思ってもらって大丈夫です👍
そしてプリンはイタリア語でつまむという意味です。アニョロッティを作るときに最後につまんで形を作るんです。
最後の説明としてアニョロッティの生い立ちを少しだけ。
昔は月曜日のパスタや残り物パスタと呼ばれていたそう。日曜までの残り物や宗教行事、クリスマスなどの後に残った肉や野菜をミンチにしてパスタの中の詰め物として食べたそうです。
1度調理したものを再びリメイクして作ったんですね。
それが時が経ち、逆にクリスマスやパスクア(復活祭)などの特別な時に食べるものとして変わっていったそうです。
今では大事な時にはアニョロッティ‼️という風にピエモンテの人にとってはとても大事な料理になりました。
あとアニョロッティ・デル・プリンを語る時に忘れてはいけないのがこのパスタのソースなんですが基本は詰め物を焼いた時に出る肉汁をベースで作る‼️というふうにされています。
ですのでシンプルなソースで食べることが多いです。
というわけで、アニョロッティ・デル・プリンの生い立ちや説明でした🤗
次回は作り方の説明に入ります🤗
ではでは😺
▼わたしの作ったアニョロッティ・デルプリン