その400 テイクアウトいいんだけど。
みなさんこんにちは。
ステイホーム。
そんな言葉が世界のバズワードになるなんて。
なんだか悲しいですね。
でもこれを乗り越えて、もっと前向きな言葉が次はバズるようにみんなで乗り越えましょう!
皆さんご存知のように、今の中小企業の経営者たちや、それに携わる全てのひと。
めちゃくちゃ困ってます。
はっきりと何に困ってるか?
それは資金以外ないです。
飲食店を例にすると、まずは営業するのかしないのか。これが1番悩ましいところですよね。
(今回は雇用調整助成金などの話は一旦置いておきます。)
営業すると感染リスクが従業員やお客さん、それに携わる、業者の方や、その方たちの家族まで。すべてにリスクが伴ってしまいます。
しかし、、、、、
開けないと、売り上げはないわけなので、固定費だけが消えていき、だんだんと追い込まれることになるわけです。
ですので、今、1番多いのが、なるべく少ない人数で営業(オーナー家族や親戚のみ)して、少しでも売り上げをあげてお金を作る。
これがとても多いです。そしてそのための手段として多くの飲食店の皆さんがやられているのが、テイクアウトやデリバリー。
こうなる背景が痛いほどわかるだけに策としては得策と思われるのですが、やはりそこは急な策なので不備も多いんです。
先に申し上げますが、わたしはこのなんとか売り上げを確保して従業員や家族を守ろうとしているオーナー様を応援しています。
しかし、それでも注意喚起だけは必要な気がしましたので書きます。
何かというと、慌てて開始した物だからまず、体制が整っていないことが多い。
具体的には、、、、
【資材の安全性】
要は料理を入れる入れ物の事です。
例えば、汁物はやはり蓋がないといけませんよね。でもそれだけじゃダメです。元の容器も防水加工されていないと染みてきてしまいます。
あと、蓋もしていればいいという物でもなく、ちゃんとカチッと蓋が出来て、漏れないようになっていないとトラブルの元になります。
袋もそうです。
本当に容器に対して適切な袋なのか?
急いで注文した物だから、容器とサイズが合っていなかったり、そもそも、袋自体を用意できていなかったり。
【保温性】
温かい料理はピザなどに代表する物ですが、もともとピザは入れ物もかなりの保温性を備えています。それと、デリバリーの際には冷めないような工夫が色々されています。(温めた鉄板みたいなものでピザの容器を挟み込むなど。。。)
【デリバリーする側の不慣れな部分】
これもしょうがないっちゃしょうがないですが、水平に商品を保てなかったり、保温性を全く考えていなかったり、逆に冷たいものが変に温まってしまったり。
道が分からずに、デリバリーまで時間がかかり過ぎてしまったり。
そして、最後にこれを1番言いたかったんですが、これが1番危ないんです。
【持ち帰りに適応できないような料理も無理に売ってしまっている】
はっきりと言った方がわかりやすいので、ここでは書いてしまいますが、、、
食中毒にすぐになり得るものまで知識なく売っているんです。
例えば、お店で食べるなら、レアなお肉を使った料理などは大丈夫なのわかります。
でもデリバリーで家庭に運んだ料理のその後の管理なんてとてもずさんなものになりがちですよね。消費者はそこまで考えません。
『プロが売るんだから大丈夫だろう』
そうですよ。その時はいいんですけど、例えば、食べ残した料理を部屋に常温で放置されて先程のレアな牛ステーキなどを次の日に子供が食べたら。。
昔、それでユッケや生レバーが食べられなくなったのは記憶に新しいと思います。
お店でも事故になり得るものなのに、家庭でそれが、起きないわけがないです。
お店の方も苦しいのはわかります。
ほんとに大変なことになりました。
なんとしても食材を使い切りたい。
とてもわかります。
お店と同じように美味しいものを提供したい。
それもわかります。
お客さんの笑顔がみたい。
当然ですよね。
だから、喜ぶような料理を色々デリバリーやテイクアウトで提供する。
ほんとに、わかりすぎるくらい、わかります。
しかし、
しかしですよ。
それで、思ってもみない事故につながって、せっかく楽しい食事を提供しているのに、それが大事故になってはダメです。
ですので、僭越ながら提言させていただけるものでしたら、
①生物は売らない。
(半生もNG)
②しっかりと火が通ったものだけにする。
③焦るけど冷静になる
『そんなこと言ってらんねぇんだよ!!!』
そんな声もあるかもしれません。
しかし、あえて言わせてください。
幸せにしようとする行為で誰かが不幸になるのだけは避けてください。
そんな悲しい話はないはずです。
今一度、経営者の皆様には冷静になって判断してほしいです。(生意気言ってすみません。)
迅速かつスピーディー
ぜひ、宜しくお願い致します。
今日はここまで。
また明日。