その363 【イタリアのコロナウィルスの現在】
すみません💦
また公開ボタン押し忘れてました🙇♂️
↓ここから昨日のブログ本題です。
みなさんこんにちは。
今日はいつものブログとは少し違った雰囲気になります。最近のコロナウィルス関連のニュースがあまりにも人々の不安を増大するものとなっていますね。それを払拭出来るような特別なお話などは出来ませんが今回はコロナウィルス関連のお話をお送りします。
そして日本のことがもちろん1番気にかかるところなんですが、このブログではやはりイタリアの問題については楽観視できなので、イタリアでのコロナウィルスの状況をお話しします。
〜感染拡大
イタリアが位置するヨーロッパは、コロナウィルスの広がりはあまりなかったんです。どちらかというと、他所の国の出来事でした。
しかし、武漢からの中国人旅行者の夫婦2名がイタリア北部を訪れると事態は動き出します。
まず、その2名のコロナウィルス感染が発表されました。するとイタリア政府は直ちに、、
中国からの飛行機の渡航を全面禁止にしました。
この素早い対応は世界からも称賛され、イタリア政府もこれで安心だ、と思ったはずです。
イタリア国内の感染拡大はこれで封鎖されたものと思われたその1週間後。。。。
イタリア北部のコロナウィルス感染者が888人、死亡者はそのうちの21人。
と発表されます。
どうして❓❓❓
素早く封鎖は行ったはず。
なぜ、たった1週間でヨーロッパでは考えらないほどの急速な感染を引き起こしたのか。
この時、イタリア政府は、致命的な失敗を犯していました。
それは、、、、、
中国人自体は受け入れてしまっていた。
それと、、、
中国からの帰国者全員、ならびにリスクのある人の検査、そして追跡調査をしなかった。
これなんです。
飛行機で、中国国内からのイタリア国内入国は完全に封鎖されていました。
だかしかし、、、、
たとえば、トランジットでさまざまな経路で渡航はできます。みなさんもトランジットをして海外旅行をしたことはありますよね❓
国から国へと何カ国も飛んで、その先に目的国がある。。。。。
これを封鎖しなかったんです。
すなわち、
中国人自体を封鎖し切れていなかったんです。
同じヨーロッパのフランスは、この『中国人自体の入国』を禁止しています。これが結果として、感染拡大を封鎖できた要因になりました。
加えて、リスクがある人全員の封鎖と検査を行い、追跡調査まで行いました。
イタリアは即座に動いたが、封鎖の仕方を間違えたんです。そしてその後も感染は広がっていきます。
【イタリア人の感染1号者は38歳の男性です。】
はじめ彼は、中国への渡航歴がないことから、体の不調を訴えていたにもかかわらず、訪れた北部の病院で適切な処置を行われませんでした。その日は病院の患者もとても多く、多数の人に接触後、自宅に帰らされます。しかしその後、症状は悪化していくのです。
そして何の感染予防をしないまま、翌日病院に戻ってきます。そして結局、感染第一号と認定され、それまでに医療従事者5名、同室の患者1名、そして彼の妊娠中の奥さんと友人1名の感染拡大となってしまったのです。
これにより、この病院と彼に関わった、かなりの数の感染者が出てしまうことになりました。
いま、イタリア北部の一部は【レッドライン】を引いています。ロンバルディア州、ベネト州です。この二つはイタリアの主要産業の中核です。ここが機能しないとイタリアの要の産業が衰退してしまいます。
しかし、ここで封鎖出来ないととんでもないことになりかねません。ベネチアのカーニバルも中止になりました。ミラノの有名なファッションショーもです。
イタリアを愛している私としては本当に残念で仕方ありません。しかし、そんな日本も他の国を助ける余裕なんてものはありませんしね。(マスクもない、トイレットペーパーも、ティッシュもない。挙げ句の果てに米もカップラーメンもない。どうした日本人、混乱が混乱を呼んでいます。)
このコロナウィルス。
少しでも早く鎮静化することを心から祈っております。みなさんも同じ気持ちだと思います。
はやく普通の生活に戻りたいですね。
そのためにも、無駄な買い溜めや過度な混乱を招くような行為は出来るだけ慎みたいものですね。
今日はこれで終わります。
現在のミラノはイタリア人が予防でマスクしています。ほんとに異常事態です。
(今回は少し暗い内容になってしまい申し訳ありません。このブログはいつでも明るくしようとは心がけていますが、このニュースは伝えたほうがいいと判断しました。
お気持ちを悪くなさらなければ良いのですが。