その277 トムモナハンとドミノピザ(後編)
みなさんこんにちは😺
前回はトムモナハンとドミノピザの中編でした👍
熱々のピザを宅配してくれて自宅で食べられる、という発想はその当時誰もが考えてはいたそうです。
最大手のピザハットは特にです。
しかし、やりませんでした。
いえ、出来なかったんです。
ノウハウが世の中にありませんでしたから。
イチからノウハウを作るしかないので時間がかかり過ぎるしアイデアが必要です。
それに果敢に挑戦したのがトムモナハンです。
ある意味、彼にはそれしか残されてなかったのかもしれません。
資金繰りもギリギリでピザ店をたたむか、それとも宅配ピザをやるか。
彼は宅配ピザを成功させて生き残るという道を選択します。
すごくないですか?
その当時の彼は弱小経営者ですからね。
大手が諦めてやらなかったことをチャレンジして何がなんでも成功させる。
かっちょいい。
それでも宅配ピザをやるにあたって問題は山積みです。
☆注文を受けてから素早くピザを作って焼くシステム。
☆それを30分で届ける
☆注文が集中する時間帯の人員確保
☆配達するときのピザの保温
☆配達の仕方
全て大変だったのは間違いありませんが、わたしが1番すごいなぁと思ったのがピザを焼くシステム作りです。
今はさらに進化してますので変わってるかと思いますが、その当時考えて作り出したのがピザをベルトコンベアで流れ作業で焼く、というシステムです。
これならピザを焼くという難しい作業がオートメーションで出来るので誰でも出来ますし焼きムラなどの失敗もありません。
しかしかなり苦労したと思います。
ベルトコンベアオーブンは実用化が良く出来たなぁと、ほんと感心しますね。
それから今では当たり前の段ボールのピザ箱も保温と回収不要のアイデア。
あとピザを運ぶときの保温バッグ。
これらをひとつひとつ問題解決し、30分で出来立ての熱々のピザを宅配する、ということが実現できたんです。
これによってピザ宅配システムの原型をトムモナハンは作ったのでした。。。
その後のドミノピザの快進撃は皆さんの知っての通りです。
宅配ピザというものが、世に当たり前のように存在するようになってから世界のピザ消費量はとんでもない増加にいたります。
アメリカの年間ピザ消費量は本場イタリアを遥かに凌ぐ量です。アメリカ全体の消費量ではなく、国民一人当たりの消費量がイタリアよりアメリカの方が多いなんてご存知でしたか?
アメリカ→13キロ
イタリア→5キロ
イタリア人がピザ好きでもそこまで食べてないんです。逆にアメリカ人どんだけピザ好きなんだよ笑。
明日ですが、ここまで話したので世界のピザの消費量なんかもお話ししておきます。
意外な国がランクインしてるんですよ。
その理由も面白いんです。
今日はこれで終わります🤗
ではでは😺
これはわたしが焼いたピザ🍕✨