その182 マルゲリータSTGとは
みなさんこんにちは😺
前回はマルゲリータDOCについてお話ししました👍
昨日の記事↓↓↓↓
知っている人からするとなんてことないかもしれませんが知らない人も多いんですよ💦
DOCといえばイタリアワインの法律と思っている人も多いですが肉、魚、チーズにもこの法律があります。
チーズを買うと、このDOCかDOPマークが付いていることが多いです🎵あと身近なものといえば生ハムなんかにもこのマークがついてます。
あっ、DOPに関しては後から説明します。
今日はSTGについてでしたので早速その話をしていきたいと思います(そんなもったいぶるほどのことではないんですが)
マルゲリータSTGって❓
DOCについては昨日お話しした通りイタリアでの法律においてさまざまな規格をクリアしたものが認定されることになってます。
ではSTGはどうなのか❓
ほぼ同じことなんですが法律を作ってる管轄が違うんです。
STG(Specialita Tradizionale Garantita)はこう書きます。簡単に言うとヨーロッパ全土で昔からの伝統製法でちゃんと作っているもので、これからもEUとして守っていこうよ‼️という法律です💁♂️
それでややこしいのが、もともとイタリア国内で決めていた法律のDOCの内容とEUの定めたSTGの内容が少し違うんです。
はじめにあったのはDOCなんだからそれに習って法律を作ればいいのにややこしい話ですよね💦
で、このマルゲリータDOCとマルゲリータSTGの違いですが明確にこれが違うというのはなかなか言えないんです。
これもややこしくて、もともとはイタリアのナポリピッツァに対して法律が認められたんです。それがDOCとSTGですがそしてそのDOC規格でイタリア国内のピッツァ屋さんがピッツァを売りました。
でも職人の世界なので中には少しだけ内容を変えて売る人もいますし、中にはDOCの基準に満たないのに売っているまがい物も中にはあったそうです。そしてそのあとにSTGの規格が生まれてそれがまたちょっと違う内容。。。
そりゃ混乱しますよね😭
具体的になにが少し違うのかと言うと、トマトです🍅
EUでの法律(STG)がマルゲリータにはトマトソースではなくフレッシュのチェリートマトを使うのが正式なんだ、となったんです。
するとDOC規格のナポリでもこのトマトソース無しのDOCを認めたため(認めざるを得なかったのでしょう)現在はナポリピッツァ協会の認定店でもトマトソースを使うマルゲリータDOCとトマトソースを使わないフレッシュトマトのマルゲリータDOCが混在しているようです。
解釈の違いで独自にピッツァを出しているお店も日本には多々あります。
ナポリピッツァ協会に入っていなければ特に何かを言われることもないのでそうなります。そのお店をわれわれが違いがわかってお店に入る人もいますが、そんなことあんまり気にせずに美味しいピザが食べれればそれで良い人も大勢います。
まとめ
要は美味しかったらそれでいいじゃない‼️笑
となるわけですが、ここではせっかくの私のイタリアブログですので念のためお伝えしました🤗✨ほんとややこしかったですよね😭
もし、気になる方は今度お店に行かれてみてメニューにDOCやSTGがあったらお店の人に聞かれてみてもいいかと思います🎵
今日はこれで終わります🍕✨
ではでは😺
▼このあいだ食べたピザのマチェライオという名前のピザです。美味しかったなぁ👍
しまったーーー‼️
DOPについて書くの忘れてました💦
DOPとは、正式名称を「Denominazione di Origine Protetta」といいます。要はDOCの法律の後にできた法律です。ですので現在はDOCマークよりもこのDOPマークを使うことが多くなってます。しかし!ワインだけは昔からDOCとDOCGを使い分けていたので引き続き使われていることがほとんどです。
終わります笑笑🤣
まだまだあるぞ!!
現役ピザ職人おすすめ記事↓↓↓↓