その320 #13 【チーズ技術の発展】
みなさんこんにちは😺
今日もチーズのお話をしていきますよ🧀✨
・産業革命で発展
産業革命ってなんとなく覚えてませんか❓
それによって、世界の技術進歩は飛躍的に変わっていったらしいです🤗
それは1785年にイギリス人のワットさんの蒸気機関の改良によって行われました。
それまでは、人力に頼っていたものがかなりあったし、あとは畜力、風力、水力、などのエネルギーによって組み立てられていました。
それを根本から変えてしまったのが、ワットの蒸気機関の改良です。
その蒸気機関の改良により、動力源が確保され実用化されたことはとても世界的に見て大きなことなんです。
近代化以前の製造業は『人手による職業』と総されていました。しかしこの動力源により、『工業』というものが生まれました。
それを支える技術(テクノロジー)の体系に動力系の原理を組み込みエンジニアの要素が加わりました。
その技術進歩はこのチーズにも多大な影響をもたらしたようです。
その技術革新がどのように変わっていったのか?を少しだけお話ししておきます。
・チーズの技術革新
1877年にスウェーデン人が発明した乳からの遠心力利用の脂肪分離技術。
これはそれまでの乳脂肪の比重に依存する自然重力分離から動力源の人工的な遠心分離に変わることになったんです。
要は自然に時間をかけて脂肪を分離させていたのを機械的に行えるようになったということです。すなわち時間短縮と効率化ですね。
世界のすべての発明はこれではないでしょうか❓動力源を手に入れた人間はいかに早く効率よく物事を行おうとしています。
簡単なところでいうと、移動手段ですね。
昔は歩いて距離のあるところに行くには大変でしたね。それが馬に変わり、蒸気機関になって目覚しく早く目的地に着くようになりました。
現在もまだまだ早く効率よく移動できるように新幹線だったり、飛行機だったり、はたまたリニアモーターだったりと、どんどん早く効率よく移動できるようになっています。
インターネットも間接的ではありますが、そういうことですよね☺️
直接出向かなくても情報交換できて、話すことまで出来る。なんて素晴らしいものを人類は発明していってるんでしょう。
話を戻すと、その後、1887年ごろにアメリカでは手回しによる人力遠心分離機も普及していき、バターの製造技術やチーズ原料の脂肪調整が格段に向上しました。
機械は普及するのに時間がかかりすぎるのでまずはその技術を使って人力で行ったんですね。
その技術はハード系チーズの膨張防止などにとても役立ったそうです。
1870年にはドイツ人のカールリンデによってアンモニアの圧縮を冷媒とする冷凍機が開発されました。これにより人工氷の製造、冷凍冷蔵庫の設置が可能になりました。
これで何が変わったかというと、原料乳の冷却による品質保持が出来る様になります。
あとは作ったチーズの貯蔵ですね。熟成にも役立ちます。
これってすごい進歩になるのは考えるとすぐにわかると思います☺️
そしてこの技術は家庭にも反映されて、1927年にはアメリカの会社が家庭用冷蔵庫を発売します。これも家庭の食生活をかなりかえてしまったのは言うまでもないでしょうね👍
包装技術はどうでしょう❓
近代以前のチーズは、布、木の葉、木の薄板などでした。しかし20世紀に入ってプラスチックが発明されてからはプラスチックフィルムによる包装がなされます。
包装だけではなく製造技術にもプラスチック型枠がごく普通に利用されるようになりました。
それからナイロンの発明、ポリエチレンの技術は包装、製造に大きな影響を与えました。
あとはアルミ箔の技術は青カビ系チーズの包装に役立ちます。
熟成速度を調整出来るからです。(主に熟成を遅らせる目的で使用されている)
こういう技術進歩により、チーズ文化はより発展を遂げていくことになりました🤗
今日はこれでおしまい😺
また明日です🥺