その207 【レシピ公開シリーズ】豚フィレ肉のオーブン焼き エシャロットのマーマレード(前編)
みなさんこんにちは😺
前回はアペリティーボについてお話ししました👍
日本でも飲み会などの時に一次会、二次会という言い方があると思うんですがそんな雰囲気ですね、アペリティーボって🎵
それを習慣的にしてるのがイタリアで、それが文化になるって素晴らしいですよね。
人が集まって語り合うのが大好きなイタリア人。だからこそ生まれた文化なんでしょう🤗
さて、今回はなんか久々ですね‼️
レシピ公開シリーズです😆
そして今回の料理は豚肉のフィレを使った料理なんですがこの料理のレシピ公開と同時に説明しておいたほうがいい言葉があります。
今回はその言葉の説明をして、次回詳しいレシピに入りたいと思います✨
まずは、言葉の説明
このレシピを書こうとした時に、これは先に説明しといた方がいいかなと思う用語があったのでまずはその説明をしていきたいと思います。
①ミルト(Mirto)
イタリアにサルデーニャ島というところがあります。ワインやチーズ、カラスミが有名なところです。そこで作られるブルーベリーに似た紫色の果実から作られるリキュールです。
それが『ミルト』なんです。
見た目はワインによく似てますが原料がぶどうではありません。サルデーニャ島の森に自生するミルトは古代からのハーブの一種です。
ミルトには、琥珀色と葡萄色をしたものがあります。琥珀色は葉っぱで作られるからで、葡萄色は果実で作られるんです。
作り方は、手で丁寧に摘まれた葉や果実をアルコールに漬け込んだ後、砂糖やシロップ、ハチミツなどで甘みを加える製法で、アルコール度数は30度ほどになります。ワインのほぼ倍くらいのアルコール度数ですね。
ミルトの効用には胃の消化促進があり、濃厚な香りとほろ苦さがある甘い飲み口で、食後に飲むとすっきりします。サルデーニャの家庭ではよく作られていて伝統の食後酒なんですよ👍
似たような伝統的なリキュールはリモンチェッロがそうですね。家庭ごとで手作りにこだわりさまざまな作り方があります。
イタリアはリキュール多いですからね🤗
またどこかで詳しく紹介します👍
②マルメッラータ
marmellataと書きます‼️
これは何かというと、、、ジャムです😊
ちゃんと説明しますと柑橘系のジャムです。
イタリアでは柑橘系のジャム以外のことを、
コンフェッツゥーラ(confettura)と呼ぶんです。イチゴは柑橘ではないのでイチゴジャム?はコンフェッツゥーラのほうですね。
なんかややこしいんですが歴史があります。
もともとはポルトガル語が語源になっていてその元になったのがマルメロという黄色い実。
それがジャムになるんですが、そのマルメロのジャムが語源になり柑橘系のジャムをマルメッラータと呼ぶようになりました。
ヨーロッパで砂糖が大衆でも身近に使えるようになったのは実は18世紀以降のことです。
それまでは貴族などの一部が食せる貴重なものでした。
それで大衆はどうしたかというと甘いものが食べたいので食文化が発達しました。
それがハチミツやジャムです。
日本に比べて外国にジャムやコンフィチュールが多いのはそのためです。
やはり甘いものはみんな食べたいですもんね。
砂糖はアルコールより依存性が高いそうです。
人類はアルコールは我慢出来ても甘いものは我慢出来ないらしいですよ😱
お〜こわ。
まとめ
明日はそんな二つの食材を使った豚肉料理のレシピ公開をします👍
サルデーニャといえば豚肉料理なんです✨
今日はこれで終わります🤗
ではでは😺
▼ミルトの実です🎵