その184 【イタリア料理の名前シリーズ】パッパ・アル・ポモドーロ
みなさんこんにちは😺
前回はブッラータチーズのお話しでした🧀
まだまだ食べた事ない人が多いのではないでしょうか❓
ぜひチーズ好きな人なら一度は召し上がって頂きたいです🤗✨どうやら関西でも取り扱っている店舗もあるようで結構お店に行けば食べられるようです😆これは行かなきゃですね👍
さて、今回ですが料理の名前シリーズです‼️
でも今回の料理名はほぼ誰も知らない可能性があります。わたしが働いていたイタリアのレストランではオステリア(大衆向けレストラン)のほうでメニューにありましたので私たちが仕込んでオステリアに回してました。
イタリアでの知名度はあってもここ日本では正直お店で出してるのは見たことありません💦(それでもトスカーナ州の一部でしか食べられていない料理です)
でも似たような料理はあるので馴染みがないわけではないので今回ご紹介しますね👍
パッパ・アル・ポモドーロ
中部にあるトスカーナ州の郷土料理です🎵
作り方や材料はそんなに難しくもないです。
この料理を一言で言うと、
パン粥です‼️
トスカーナ地方に独特なパンがあります。
イタリアでは食事の時に一緒にパンを食べる事が多いのですがそのパン(トスカーナパン)には基本塩が入ってません💦
塩の入ってないパンなんて実はなかなかありませんよ💦味気ないしこのパンの特徴として硬くなりやすいのです。でもその硬くなりやすいパンの再利用としてこの料理は生まれました‼️
材料は、、、、、、
トマト、にんにく、オリーブオイル、バジル、ブロード、そして硬くなったトスカーナパンです🥖
トマトソースを作る要領で途中で硬くなったパンを崩して入れるだけです👍もしくはあらかじめパンを水に浸してふやけたら水気を絞ってから鍋に入れます。
わたしのいたウンブリア州のレストランではこの料理を『貧乏人のソース』と呼んでいました。
もうそのままでは食べられなくなった硬いパンをトマトソースに入れて量を増やして手軽にできるから、だそうです。確かにイタリアのレストランでは日本でいうチャージ料のつきだしの代わりにパンがテーブルにのっていることが多いんです。(だいたい3€くらいします)
ですので食べる人もいれば食べない人も出てくるので手をつけられていないパンが大量に余ってくるんです。 捨てることもありますがそれを再利用してパッパ・アル・ポモドーロを作ってました。個人的には結構美味しかったので好きでしたよ😆
食べ応えもあるしトマトを味わうにはとてもよい料理だと思いました🍅
ここで言葉の説明を簡単に…。
●パッパ→おかゆ、子供の食べ物(まんま)
●ポモドーロ→トマト
となります。
ただ、このパッパについては語源はイタリア語ではないようです。
調べるといろんな意味が出てきましたが1番多かったのをのせました。
トスカーナの料理は塩をしっかり使う事が多いのでパンは塩なしにしているのです。でも塩なしのパンは出来立ては美味しいけどすぐに硬くなる。それを再利用する。もとは農民の料理なだけあって食べ物を大事にしていたんでしょうね👍
今回はちょっと変わった料理名でしたね😆
今日はこれで終わります🤗
ではでは💁♂️