その76 【留学先のリストランテを振り返ってみた②】
みなさんこんにちは😺
前回はイタリアの料理学校卒業後の実習先のリストランテのお話をしました👍
今回もその続きです。
ついにリストランテへ
基本、和気あいあいと仕事するのがイタリア人👨🏼🍳👩🏻🍳👨🏼⚕️👩🏼💼
ポジションに入ってしまえばとても楽しく充実した仕事が出来ます。でもその場所を自分の手で手に入れなければならないんです。決して与えられるものではありませんでした。
その仕事場を勝ち取るのは少し大変でした💦
研修生はみんな料理したくてうずうずしてるんですもん😅
出来ればミシュランの星付きのリストランテで働いた実績も欲しい✨
バルに回されたりホテルの朝食係は出来れば避けたい所です。わたしは当初、そのリストランテの住み込みが始まった時は仕事の内容まで気が回りませんでした。それよりも、とにかくコミュニケーションをみんなと取れて仕事の形になる事が目標でしたのであまり気にしてなかったんです。
そうするとやはり1番みんながやりたくない仕事が回ってくるんです。
バルとホテルの朝食係ですね…。
はじめはその仕事に対しても、とにかく一所懸命だったのでイタリア語で喋ること、与えられた仕事をちゃんとこなす事を頑張ってやってました。
しかし、2週間もすれば慣れるような仕事です。だんだんと退屈になり、同部屋の他の外国人のリストランテに関する話しがだんだんと羨ましくなってきました。
簡単に譲るんじゃなかった…。
正直な感想です…
そこで働きはじめて1ヶ月が経とうとしている時にそう思ってしまいました。
そこでわたしはこのままじゃ日本に帰れない‼️
そう思い、ある行動を起こしました。
シェフに今自分が思ってることを手紙に書こう。ちゃんと話せればいいけどその時にうまく言葉が出てこなくなったらちゃんと伝わらない気がしたので手紙にしました。
内容は簡単に言うとこうです。
『今の仕事はわたしがしたい仕事ではない。
わたしは尊敬するイタリア料理を勉強するために来た。リストランテのポジションのどこかをまずはやらせてくれないか。言葉はたしかに他の人よりも上手くはないが料理の事や日常の会話ならちゃんと理解できる。このままでは日本に帰れない。まずは試してみて欲しい。』
自分で読みながら読み終わったらシェフに渡しました。貴重な朝の仕事前の時間だったのでシェフもなんだ❓どうしたんだ❓と言うような感じでしたが、ちゃんと真剣に聞いてくれました。
そしてその日、、、、
わたしは念願のリストランテの仲間に入れてもらえました✨(パァーッ)
ホテルの人たちも優しい人だったしバルの陽気なサービスマンも好きでした。
でも自分がやらなければいけない事はそこにはなかったんです。ホテルは隣にあるのでいつでも行けるしバルの料理はリストランテで作る事もあるのですぐにみんなとも会えます。
その日、始めてリストランテの厨房に入った時のあのワクワク感は忘れないですね。
緊張というより早く仕事を覚えたい気持ちが先にあって、とても気持ちがのってました。
そしてわたしがそのリストランテの仲間に入ったという事はどういうことか❓
そうです、この中の誰かがのちにホテルに回ることになるのです。
その話は次回にします🤗
ではでは😺
わたしが働いていたリストランテです。
テラスが気持ちよくてよくここに座って休憩してました。
ホテルは4星★★★★、リストランテは1星★
でした。中にはプールもジャグジー付きの部屋もあるし、かなり豪華なホテルでした。